条1

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２景

かつて、一条さゆりは、

自分は「孤児施設にいた」

・・・と、”虚実”を語っていたわけだが、

晩年を過ごした釜ヶ崎こそ、実は

一条さゆりが辿り着いた

本当の｢孤児施設｣だったのではないか・・・？

だとしたら、加藤さんは、

もしかしたら・・・

｢施設の優しい、面倒見のいい先生｣

・・・みたいな存在だった・・・

・・・とも・・・言えるのかも・・・しれない・・・。

下イラスト＝キューポラ

憂髪＝（うきかみ)　　山川登美子　「白百合｣より抜粋

★3景（3話）に続く・・・

★この作品はフィクションです。

真実は加藤詩子さん著作
｢一条さゆりの真実　虚実のはざまを生きた女」(新潮社）

・・・に書かれています。

単に私の好きな曲　YOUTUBEより

動画に問題あれば削除します。

単に私の好きな曲　YOUTUBEより

動画に問題あれば削除します。

一条さゆりの産まれた街
埼玉県・川口市

　　荒川から元郷地区を望む（ウィキペディア「川口市」より・パブリックドメイン画像）

一条さゆりさんの産まれた埼玉県川口市は
80年代まで鋳物産業が栄えた街です。
映画｢キューポラのある街」の舞台になった場所として有名ですね。

現在は、鋳物工場もマンションなどに建て替えられ、
ほとんど残っていないそうです。

この街を舞台にした映画｢キューポラのある街」で
「吉永小百合」がブルーリボン賞主演女優賞を受賞して飛躍し、
方や、ストリップのスター、「一条さゆり｣も、ここの出身という
まさに表と裏・・・。

｢キューポラのある街」は日活映画。
一条さんの「濡れた欲情」も日活映画（ロマンポルノ）
で、どちらにも小沢昭一が出ている。

当漫画企画では、コンテを描いた時、まだ川口の往時の資料が手元に無く
あくまでも「仮のイラスト」となっています。

参考動画”YOUTUBE"より
「キューポラのある街」ロケ地探訪～ジュンの家編～

一条さゆりさんも、こんな家に住んでたんでしょうかね・・・。
動画に問題あれば削除します。

余談

反体制的ではなかった・・・と書いたが、
公害問題等の問題定義を演舞に盛り込んだりはしていた。

また、この漫画には出さなかったが、

｢体の不自由な人や、施設で育った人（「濡れた欲情」の劇中台詞より）」

・・・の為に募金箱「あゆみの箱」を出して
劇場のお客さんに募金を募っていた。

この”あゆみの箱”は上記した様にロマンポルノ｢一条さゆり・濡れた欲情」にも出てくる。

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